ミラーボールのある生活

ほぼ更新してない

【感想】UQube TV on STAGE

妹の出る舞台、「UQube TV on STAGE」を観に行ってきました。
今回の主宰はUQ Entertainmentさん。妹の所属していたSeiren Musical Projectを卒業してUQ Entertainmentに所属する人もいると聞いていたので「妹氏は入らないの?」と訊いたところ、「全員入るわけじゃないし多分入らない」と言っていました。これが3月頃。
なので私の最推し・妹の舞台が観られるのは卒業公演が最後。「推しが観られるのは当たり前のことではない、いつ終わりが来てもおかしくないから常に最後かもと思って現場に行け」という先人の言葉を噛み締めてしっかり公演を見届け(良すぎたので2回行った)、その後無事社会人デビューした妹と連絡を取っていたところ、「今度UQのライブ出るけど来る?」とお誘いが来ました。入ってはないけど出はする、そんなパターンあるのか…

「妹の代、誰か他に出る人いる?」と訊いたところ、「よっちゃんとくのちゃん」と返ってきて、

出る子、全部、推しじゃん…///

という気持ちになったので結婚式準備立て込んでいるのを無視して秒で行くことにしました(妹しかいなくてももちろん行くけれども)

前置き長くなったけど感想を例によって箇条書きで置いておきます
(特に印象に残った箇所や妹の代に偏ってしまいすみません)

  • Share The World

開幕推し しかもセンター もう死んだ(一句)
くのちゃんが本当にかっこよすぎたんですよね…ダンスがもうすごい上手いんだけどそこだけじゃなくてなんであんなパワフルに歌いながらバキバキに踊れるのかとか表情が魅力的なところとか 2列目貼り付いてて近くで見られてよかった…
私くのちゃんのことサマタイのキャスト紹介(キャストではない)のとこだけで好きってなって、妹が撮った踊ってるとこの動画を100回見て卒公の動画を家のテレビでリピートしまくったそこそこのキモヲタなので超踊ってて超歌ってるところを迫力のある位置で観られて感無量でした パフォーマンス力宮野真守って思ってたけど今日は全編通して小田さくらもいるなって気持ちになった

  • Bad boy, Good man

推しに次ぐ推し 天国だった(下の句)
よっちゃんのダンスの中でしなやかな足さばきと綺麗な形のつま先が特に好きで…あとこの曲かな、途中ウインクしてたの 超かわいかった…
よっちゃん卒公の白衣もそうなんだけどひらっとしたトップスにぴたっとしたボトムスがすごく似合うと思うんですよ 前述の通り足さばきが好きなので なのでそういう衣装で嬉しかった…って書いてたけど中盤のミニスカートも似合ってたから何でも似合うな…
あと中央で踊ってた方(わたりさんかな?)の衣装と雰囲気ぴったりでした 黒シャツ黒スーツでバキバキと言うよりは良い具合に力抜けた感じに踊ってらしたのセクシーだった

妹かわいいねかわいいね…かわいいね…
個人的には妹っぽい歌メインのコンテンツで出てきて安心しました(直前があまりにもかっこいいダンスナンバーだったから同じことやるのか…?と若干心配になってた)
一部がアカペラ未経験ってこと忘れるくらい完成度高くて、恋のマイレージはすごい乗れたし星のかけらはメロディ綺麗だったし…ボイパの方とか安定感がすごかった
妹に関して言うと歌い出しやサビをもらえてたことが特に嬉しかったです 妹の声と歌本当に好きなんだけどこんなにたくさん歌うところってあまり見たことなかったから幸せ…
あと周りの方と目配せしながら楽しそうに歌ってたとこがかわいかったです 妹、歳上の方が多い中だと緊張しちゃってなかなか楽しみにくいタイプだと思うのであれだけ楽しそうに歌ってるとこ見ると周りの皆さんが優しかったんだろうなと…ありがとうございます 今後とも弊妹をよろしくお願いします

  • Moves like Jagger

イントロでぶち上がったな…
衣装とかダンスの感じがかっこよかった〜〜 髪上げてた男性アカペラの時とバリバリに雰囲気違っててギャップがすごかったです
あと男女で歌うとこういう風になるのか!と かっこよく決まるんだからやっぱくのちゃんすごいわ…

  • Good-bye days

CD出せば??????
妹の歌がうまくてかわいいのは知ってたのでそこは省くとして、できれば悲しい〜のとことか声にも表情ついてて緩急ついててうわ〜〜演技力!となりました
ギターの音も優しくて歌声にぴったり合ってて ありがとうございました…

  • ラブリー

曲名の通りラブリーすぎた…
ボーカルお二人歌がうまいのはもちろんなんだけど、ノリと表情が楽しそうで セトリの中では落ち着いてる寄りの曲なんだろうけどめちゃくちゃ揺れながら心地よく聴きました

  • Tap with Cajōn、火の玉ジャイヴ

カホンってあんなにいろんな音出せるんだ!ってところととびうちさん?がタップ踊り出したところにびっくりしました あと後から知ったけど曲自体とびうちさん?のオリジナル?みんな一芸を持ちすぎている
妹がタップしてるところは何回か見てるけどあんなに長いのは多分初めてで、カホンだけと合わせるのって相当難しそうなのにもうお一人も含めてすごすぎるなと思いました もうお一人は表情含めかわいかった…
火の玉ジャイヴの小芝居(驚いた感じの動作するとことか)やダンス対決っぽいパートとか、ミュージカル〜〜〜!!!って感じの要素があったの個人的にはすごく嬉しかったです ライブ楽しいけど演じてるとこも見たいなと思ってたから…

  • ニッポンノD・N・A!

MCの前振り良かったです!未成年の主張から繋げてくるのうますぎた
ビヨは全然聴いてなかったから乗れるかな〜〜と思ってたけど振付の説明もらったこともあってラップパートから上がりまくってました
この曲みんなほんとかわいくて通路来てくれたの嬉しくて大興奮でハイタッチしてしまった(すみませんでした)
本家MV見てないからそこと揃えたのかもだけど衣装もメンバー全員社会人の団体ならではっぽくてよかったです!くのちゃんが途中で髪解いてたのかっこよくて好きでしたね…

  • 人生は夢だらけ

終わった後母と歌うまっ…て顔見合わせてしまったくらいお上手でした!序盤は可愛らしい感じだったけどサビとか盛り上がりで迫力が出るのもろ林檎さんだった…
よっちゃんのダンスもこういう緩急のある曲ぴったりで、大好きなターンがたくさん見られて相変わらず綺麗だな…って思いました そして衣装早替え系好きだからそれが見られたのも嬉しかった!

  • ジェネラルジンジャーと5月の風

バンドだし知らない方たちだしオリジナル曲だし乗れるだろうか…とか失礼なことを思ってたんですがイントロからすごく好みでした…ちょっと無機質な旋律で入ってるピアノと歌声、あとドラムが後拍で2回くらい入るところが最高でした 変則的なリズム大好き人間なので…

選曲がエモい!!社会人になってもこうして時間作って稽古してって愛がないとできないなと思ってたのでぴったりの曲だと思いました 場面としても明るくてラストの曲として相応しかったと思います
DNAでも思ったけどコーレスがあるの楽しいから今後も是非こういうノリがいい曲やってほしい!

 

まだまだ沸いた瞬間あったはずなのに思い出せない 円盤とか出てくれないかな…
一緒に来た母はライブ形式のものに参加するの初めてで不安だったみたいだけど内容が楽しかったのと私が上がりまくっていたのもあってすごく楽しめた模様でした。終わってから「楽しかった!すごい楽しかった!!」って盛り上がってニコニコで会場出ました。面会でご挨拶させてもらったくのちゃんから今度ゆっくり話しましょうって言ってもらった気がするけど、あれは、あれは妄想…?夢心地で覚えてない

広報面だと終わってからもらったパンフ、YouTubeっぽいデザインで統一されててすごいかわいかったです!
YouTubeチャンネルは登録してたけど妹の代以外に興味なかったのでタイトルが刺さらず全然見てなかったですすみません…出演者紹介とかそういうコンテンツあったら見てた多分

次回もあるなら妹出てくれないかな〜〜 妹の代大好きだから(お客さんで来てた同期の子たちもあっかわいい…ってなりながらこっそり見てた)(気持ちが悪い)、妹じゃなくても誰か何か出る時には観に行きたいなあと思っています

【感想】ソツコウ13 -男勝りな君たちへ-

妹のサークル、Seiren Musical Projectの卒業公演「ソツコウ13 -男勝りな君たちへ-」を観てきた感想を書きます。
例によって主に妹を全力で褒める投稿なので生温く読んでください…

【演出・内容】

  • 映像出演の溶け込み具合
    どういう形での映像出すんだろう?ビデオメッセージみたいになるの?と思ってたから、上演中の諸注意歌い始めたあたりでこういうことか〜!自然だな〜!と感心して、しかも公演内容に続くんだこれ!ってもう一度感心した。撮影場所も訓練所のちょっと荒れた感じと同じイメージのところ(でもちゃんと高田馬場)を選んでてシンクロ感があった
  • 壁と映像の位置関係について
    監禁中の映像が壁の中心に映されるのは個人的にすごくエモいなと思った。壁に今までやってきた公演のタイトルがいい感じで描かれててただでさえ好きなんだけど、その中心に今回(直接は)出られない人が映されてる っていうのがグッときた。映像での出演の人って直接出られる人と比べるとどうしても中心から外れてしまうような印象になっちゃうけど、映像に出てる人たちも今までの公演の中心にいたんだよって言ってる感じがして…(オタクは勝手に解釈しがち)注意事項のとことかは壁の中じゃなかったし正直全然こんな意図はないと思うけど…もしこういう意図で私が作ったとしても映像だからって一緒にしないで注意事項と本編でフォーマット変える方を優先するかなと思ったので、映る場所がそれぞれだったのは逆に非常にわかりやすかった
  • 幕を上げるか下げるか
    これも物理的にそうするしかなかったとかかもしれないと思うんだけど最初に白い幕が上がったんじゃなく下がったのが良かった…今回全員強い女メーカー出身ですってくらいみんな迫力のある顔してたから、たとえコンマ数秒の差であろうとも顔を先に見せたことで最初のインパクトがものすごく強くなったんじゃないかと思う
  • 題材のメタ的要素の良さ
    キャストさんの役名とか「誰?ゆめりぃ?」とか、多分にメタ的というか現実の要素は入ってたけど、それはあくまでも部分部分の個人的なメタ要素であって全員に関わることではない、全体で見たらフィクションだと思って安心して見てたんだけど、「選抜」ってとこはだめだった オーディションじゃん〜〜!! 全員が経験しているであろう全員に対してのメタ要素(選抜≒オーディション)を制度として入れてきたのは本当に味なことするなあと思った。演じる側だけじゃなく、きっとたくさん来たであろうキャストさんの家族やOBOG後輩さんにも現実のSeirenの出来事をふっとよぎらす、想起させるというのをよりにもよって卒業公演に持ってくるのか、と思った これも意図してない可能性全然あるな

【ダンス】

  • フォーメーションの複雑さ
    これ本当にすごいなと思った(小並感)モー娘。'14あたりが好きだったんだけどアイドルが売りにしてたフォーメーションダンス普通にやってるじゃん…と思った だけど、舞台あんなに狭いし人数多いのに衝突せずに綺麗にやってたからもしかしてアイドル以上の実力かもしれない…?
    訓練所っぽさのある隊列を活かした整然としたフォーメーションも良かったし、いーま中心にぐるぐる回るとこ、ハート作るとことかは見栄えが良くて特に好き!
  • 役者さんの体力
    特にくのコーチの曲で思ったんだけど歌いながら激しいダンス踊りきれるってどういう体力してるんだろう…ダウンアンドプッシュアンドみたいな腕立ての動き家に帰ってから真似してみたらそもそも腕立てから先の動きできなかったし一回で普通に手首痛めた。私は今痛みと戦いながらこの文章を打っています
  • 殺陣のかっこよさ
    スタッフ欄見てえっ殺陣があるの!?とワクワクしてたんだけどすごくかっこよかったな…しかも私の大好きな「武器を持った味方が助けに来る」「武器持って背中合わせ」シーンがあったの良すぎた。武器がパイプっぽかったのもモッキンバードみたいで女子ヒーローみがあった あと列になって客席側から順に殴るモーションしてくとことか綺麗だったな
  • 卒業ナンバーのメッセージ
    歌詞とシンクロした振付好きだった!卒業証書受け取るとことか手でMを作るところとか分かりやすくて、それがいいなあと。他の曲は見にくる人が歌詞知ってたり流れで把握できたりするけど卒業ナンバーはみんな知らないしパンフ見ても覚えてはいない歌詞で、最後の盛り上がり曲だから正直内容伝わらなくても展開上はなんとかなる、それでも振付で歌詞を表現して聴覚的にだけじゃなく視覚的にも伝えられるようにしてたのは、この曲が役者さんたちからの感謝とかいろんな想いを伝える曲だから少しでも伝わってほしいって意図があったのかなあと思った
    あと歌詞にはないところだからここはシンクロではないんだけど、振付に1と3入ってるのは本当にエモい …

【衣装】

  • みんなで少しずつ違う衣装
    こういう「揃ってるけど揃ってない」感じの衣装大好きすぎて…それぞれの好きが詰まった衣装だったんじゃないかなと思った。少しずつ個性があって、知らない子でも見ているとなんとなく性格がわかるような感じがした不思議な衣装でした
    そしてこういうアレンジができるのも基本的に卒業公演ならではだと思うので、かわいい〜と思いながら切なくなったりもした。本公演はもちろん早稲田祭でも全員で個性的な着こなしってなかなかできないよねと思ったので…
  • 服の色でわかる女らしさカースト
    旧来青は男、赤は女みたいな色による性別分けみたいな価値観があったと思うので(今もあるとこにはある)、入ったばかりのいーまが青色、キャンディーズがピンク基調、一般的な訓練生はそんなにピンクピンクしてない(ただし選抜入りしたまゆゆとりんりんはピンクっぽい)、所長が赤っていうのが女らしさのランクを表してるのかなと思って見てた 偶然できたその序列が所長が目指そうとしてた新しい世界じゃなくて旧来的な世界の価値観から来てるものなのがまた皮肉だなって…

【パンフレット・宣伝】

  • メインビジュアル
    どんな内容なのかとか特に書いてなかったけど「同期会に10人も集まらない」「バカ・・もう代済みで予約したよ・・・2回」で笑ってしまった ビジュアルの強さもタイトルに合っててよかった
  • 年表
    ただ出演情報だけ書いてるんじゃなくて個々の出来事まで載ってるのが面白かった!そして出来事それぞれのどういうことなの感がすごい…個人的に好きだった出来事はよっちの小道具と実家の寺の道具と女の子は一致団結、あとと●だむの名前が2回目にはもはや伏せられてなかったこと
  • Twitter
    過去に出演した作品上げてくれるのありがたかった!!基本妹くらいしか見てなかったけど公演観終わった今、どの子が何に出てたのかもう一度見返してみようかな〜と思ってる

【キャスト】
全員お名前覚えられずだったので一部の方だけへの感想になってしまいます…
あと元々知ってるかどうかとかで大分文章量に差があって申し訳ない…

  • なっち
    出てきた途端にえっ顔が強い〜!!!かっこいい〜!!!ってなったんだけどお前今着てるそれ宮野真守のライブTシャツ(私も持ってるやつ)じゃん!!!ってことに気づいた途端ちょっと笑ってしまった
    今回特に前半部分は怖め強めな感じの役回りだったので、不機嫌そうだったり怖そうだったりな表情してたのが意外性があってすごく良かったし成長を感じて開幕で軽く泣いた。目つきの悪さが際立ってた。その前にやってた役が3歳児の人とは思えないなf:id:onikuy:20190216210201j:image
    まだ幼かった頃(3ヶ月前)
    特に印象的だったのが選抜の途中で舞台降ろされてからタップの曲に行くまでの演技で、ノリきれてないとことかそれでもなんとか場を壊さない程度には振る舞うところとかすごいリアルだなと思ってしまった。本人外ではあんな風じゃないかもしれないけど、オーディションの時のこととか色々思い出しながら演じたのかなあという気持ちになった…そのくらい表情が現実味あったなあ。ただあっちゃんと慰めあってる演技のとこで抱き合ったりあんまり女子女子したりしてない感じだったのは、訓練所の世界観に合わせて演技してた部分なのかな?と思ったり
    演技以外の部分だと、タップを強みと言ってもらってたのがすごく嬉しくて!植物とかほど特徴的なモチーフがあるわけではないと思ってたから「二人にはそれぞれいいところがあるじゃん」みたいに言われてた時「ほっぺの柔らかさ…?変顔…?」って一瞬心配になったんだけど 頑張って取り組んでたのはずっと見てたから、ああやって挙げてもらえるほどになったんだなあよかったなあと思った。実際早稲田祭で見た時もすごいな!って思ったし
  • よちこ先生
    喋り方とか外見にそんなに癖があるキャラではないんだけどナチュラルクレイジーって感じがすごくよく出てた。特に白衣脱いで踊り出したシーン、なんであの草が!?ってなった後に植物持って踊ってたしBGMが不穏だったから黒幕か!?と思ったのに全力の光合成ダンスだったので笑ってしまった
    ダンスがお上手なのが要因なのかな、立ち姿がとても綺麗だった!整列してるシーンで客席から見て一番近い列の中で背を向けて立ってたシーンがすごくかっこよくて…あと2日目観に行った時に気づいたけど、最初の曲あたりで所長コーチ先生で後ろの高いとこに立ってる時の立ち方も好きだった!あれ三人とも少しずつ立ち方違うのね…
    くりすめの時もそうだったけどSeirenの白衣着てるキャラは大体言動なり立ち居振る舞いなりビジュアルなりがかっこいいのでついついよく見てしまう
  • くのコーチ
    好き~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
    役者さんを一番最初に見たのがサマタイのオープニングの時で、というかその時くらいしかちゃんと認識して見た記憶はなかったんだけど(早稲田祭とかは人数多くかったし公演にはあまり足運べてなかった)、あの数分でこの子すごい好き…となってた。なんでなんだろう?
    で、今回初めて台詞言ったり歌ったりしてるところを見たんだけど、すっっっごいエンターテイナーだな!と思った。英語部分いちいち笑ってしまったのでWhy not!?とか叫んで倒れるシーンが特に好き…歌も超上手いし安定してるなと思ったし歌詞が聞き取りやすかったし、台詞の言い方もうますぎて これからも舞台とか出てくれないかなあ応援したいなあと思ってしまった…
  • まゆゆ
    早稲田祭ヘビーローテーション歌ってるの見てガチのアイドルじゃん…と思ってたけど、今回もしょっちゅうぶりっこポーズやってたのとか衣装のうさぎのしっぽポフンポフンしてたのとかスマホケース撫でてたのとか、小芝居まで徹底しててアイドルっぽさに溢れていた…なのに最初のりんりんと絡む曲で顔つきや声のすごいギャップを見せられてあっ好き…と思った
    選抜で誘拐しようとするシーンは大人っぽくてどきどきしてしまった。舌舐めずりしてたのはずるい 逆に妹とシンメやってたシーン(Family Treeの最後とか)は癒しでしかなかったので写真欲しい、会社のデスクに貼りたい
  • おなつ
    くりすめのゼロの印象だったので今回はどんな役なんだろう?と思ったら全然違う雰囲気の役で笑ってしまった。薄々感づいていたけどSeirenの女子にはギャップでやられることが多い…かわいい役のイメージだったけどすらっとしててお顔もくっきりしてるからこういう気の強そうな役もすごいハマってた
    前回のダンスはバレエっぽかったり犬っぽい手つきとか入ってたりしたけど今回のダンスはめちゃくちゃかっこよかったな〜〜
  • こっぺ
    かわいい〜〜〜〜〜!!!!って印象…最後列から見ててもすごくキラキラニコニコしてた。私の隣にご両親がいて開演前に一言二言話したんだけど、「お昼にも来たんです」っておっしゃってたりこっぺの見せ場っぽいシーンがあるとちょっとだけ身を乗り出す感じになってたりしてたのでめちゃくちゃ楽しんでいらしたな…とほっこりした。自撮りは気になるな、見たい
    植物との出会いを語られる(歌われる?)シーンの後ろで「こっちこっち」「えっえっ」みたいに右往左往してる小芝居からのダンスが特にかわいかった…

  • あっちゃん
    ダンスめっっっっっっっちゃくちゃうまいなと思った!!!(いや皆さんうまいんだけど)バレエとかモダンダンス通らずにヒップホップとかチアしか踊ったことない身だからなのかはわからないけど、一番分かりやすくお上手だなと思った…あとキャンディーズみんなダンスうまいから妹よくついてけてるなと思った…
    バキバキに踊れてかっこいいんだけど「私ももっとお洒落にならないと〜」って台詞の言い方とかは女の子っぽくてすごくかわいかった。守りたい
  • ベジータ
    演技とか台詞で男っぽい雰囲気出てたのがタイトル体現!って感じでとてもよかった、特に最初の曲の前奏のとこの台詞の言い方。最初の方で喋る人物によって作品の印象が決まるとこあると思っているので、導入部に出てきたのは本当に適任だったなという感じ。ただメドレーの時のソロ?みんなが歌ってる中で別パート歌うとこ?あれなんて言うの?は野太さのないすごく綺麗な声で惚れ惚れした
    どこかのシーンの小芝居でライトに向かって何かやってるの謎だったけど、男っぽくてしっかりした役柄だけに面白かったw
  • いーま
    サマタイでのおバカキャラとか早稲田祭ステージのかっこいい姿とかの印象が強かったので、今回の等身大ヒロイン系は新鮮だった!そしてやっぱりお歌がすごくお上手だなあと思った…うますぎてそこだけ新入り感なかったくらいw
    台詞のテンションは基本的に等身大な感じやお客さんに近い立場にあるんだけど、時々冷静に「なんだ今の」とか「変態野郎」とかひどいこと言ってる時のテンションが個人的にはすごく好き、面白かった
  • ぴろろ
    おすしかわいいよおすし!
    歌ったり踊ったりしてるとこの笑顔がかわいいんだけど、個人的には「なんで訓練所なのに生物の授業こんな長いの」とか無理矢理占われるとことかのやだ〜〜むり〜〜!って表情がほんとに嫌そうで一番かわいかったw
    役的には占われたり「お寿司は?」で無視されたりしてヘタレキャラっぽい感じだったけど、みんくのバックで踊ってる時は大人っぽくてかっこよかった…あとどこかの曲の終わりか間奏か何かで周りにお寿司食べさせてる小芝居もかわいかった
  • あじちゃん
    癖の強さよ
    喋り方とか占いの歌とかいちいち怪しさオーラが漂いまくってて、雰囲気の作り方が上手だなと思った。個性を受け止めてくれたのは所長だけですみたいな台詞の適役感…何でもお見通し暗黒微笑キャラなのかなって思ってたけど、ダウジングマシン勝手に使われてあのそれ私の…って小芝居してたのとか携帯預かって何事もなかったかのようにハートのフォーメーションにスンッて戻るとことかはかわいかったし面白かった
  • みんく
    歌唱力がすごい。地の歌唱力もすごいんだけど、すんごい反った体勢でめちゃくちゃな声量で歌ってて総合的なパフォーマンス力に脱帽だった
    あとやっぱりギャップにやられた。最初は語尾にエヘヘェみたいなのがつくアホっぽい喋り方でほわほわしててかわいいな〜って印象だったのに眼鏡外してからはすごくかっこよくて!特に殺陣やってる時のかっこよさが尋常じゃなかった。歌に関しても、今回劇中で歌い分けがあったのつぶあんまゆゆとみんくくらいだったかなと思うんだけど、自分の強み生かしてこ!みたいなかわいい曲と正体明かすかっこいい曲をあんなに歌い分けられて表情とかもまるで違うのにはとてもびっくりした
  • ツインテールフェチの方
    役名がなかったから…本名書いちゃうのはまずいかなと思ったからこの表現になることを許してください…
    一瞬だったし台詞があるわけでもないんだけどとりあえず縛られてる時の表情がすごい嬉しそうで笑ってしまったwもうそれ縄いらないのではと思った
    あとサンディクローズの人として記憶してたので、縛られてるのってもしかしてくりすめのオマージュか!?とか深読みしてちょっと嬉しくなった。くりすめ関係なく演出とか趣味とかだったらごめんなさい
    帰り際に「サンタさんですか」とか声かけちゃったんだけど、顔のいい男子大学生に「ブログ見ました」って言われるの恥ずかしさで死にたくなるな…
  • てっちゃん
    サマタイ出てた時と早稲田祭の時見て好きだったから生で見られて嬉しかった〜まさか生で見られるとは思ってなかった!!映像では「いつからここにおるん!?」とかの言い方がかわいかった…

書いてみたらめちゃくちゃ長くなってしまって自分でも引いてる


明日というかもう今日が最終日ということで、トラブルなく最高のステージをやりきれることを願っています。千秋楽、卒業ナンバーだけでも観たかったなあ…妹泣くかなあ
今回の公演を見て「本公演とかあんまり行かなかったな(なんだったら妹の出てるやつも)、何で行かなかったんだろう」と後悔の念に押しつぶされそうになっているので、「推しはいつか卒業するから見られるうちに見ておく」という教訓を得ました。
歌もダンスもお芝居も素晴らしかった出演者の皆さん、本当はずっとステージに立っててほしいけど、卒業おめでとうございます…!

【感想】The Christmas Makeup -クリスマス大作戦-

Seiren Musical Projectの番外公演「The Christmas Makeup -クリスマス大作戦-」、通称くりすめを観に行ったのでその感想です。

出演者の身内(妹が出てました)でしかもミュージカルも舞台もあんまり詳しくない、今回の原作の映画も見ていない人の感想だから的外れなこと言ってたら恥ずかしいな…と思いつつ書きたかったので書きました(2年半くらい前にも妹の出たサマータイムマシン・ブルースの感想を長文でここで書いて妹に送りつけた記憶がある)。あと観た人とか内部の方に感想伝われ…という気持ちで書いているので作品説明とかは特になくいきなり感想です 長い文章でまとめる文才がないので箇条書きです

 

【キャスト】

すみません多かったので特に印象に残った方だけ…

  • ジャック
    お歌うまかった…ただ歌ってるとこももちろんうまいんだけどセリフを混ぜて歌うところ?なんていうんだ?ミュージカルっぽい歌い方のとこがすごくよかった 歌を聴いてる感じじゃなくミュージカル観てる感じになれたのは序盤のこれがあったからだよな〜と
    あと演じ方も自信に溢れた感じが出ていて、自分がしたいことは正しいに違いない!みたいな一番めんどくさいタイプのキャラなのがよく伝わってきた
  • サリー
    細くて美人でめちゃくちゃイメージに合ってた
    声と喋り方が一番好きだった(中でも一番好きなのは「お馬鹿さんね」だった)!通るんだけど「よく通るいい声」って感じではなく可愛らしい声…なんだろう、ちょっとディズニープリンセスっぽい?のかな?ウィキッドのグリンダを賢くしたような感じ…うまく言えないけどとにかく可愛かった
  • ゼロ
    お顔が美しいしダンスが優雅だったから綺麗な幽霊の役か〜と思ってたら犬で草生えた
    セリフってセリフはほぼないのに表情や仕草でめいっぱい演じてたのすごいなと思っていて、実際終わる頃には特に演技してないところでも印象が完全に「美しい」から「かわいい」に変わっていた
    カーテンコールは面白かわいかったw
  • 町長
    見た瞬間好き〜〜!!!ってなった ご本人のビジュアルと衣装がよすぎる ジャケットにハイウエストのパンツにシャツ…好き…
    コミカルな小物感が出てたしジャックいないと何もできないとも言ってたからハロウィンタウンの中で頼れる存在ではないんだろうけど、企画書持ってくるとこの満面の笑みとかで「誰よりもハロウィン楽しみにしてる」感が出てたからある意味ハロウィンタウンの一番のムードメーカー的存在なんだろうな〜というのが伝わった
  • 博士
    こちらもご本人のビジュアルと衣装がよすぎた 白衣半分にして革のサスペンダー?ベルト?で留めるの考えた人に100億あげたい
    セリフの言い方が高圧的で(特に「スープはまだかしら?」のとことか声だけなのに顔が見えるかと思った)、立ち居振る舞いも最強感あってすごい好きだった
  • ブギー
    こちらもお歌うまかった ヴィランズ!って感じの迫力と眼力があって同じ歌がうまいでもジャックとはまた別のベクトルでよかった…
    あとバット持ってる時めちゃくちゃ楽しそうなのが気持ち悪かった(※悪役としてよかったという意味の褒め言葉です)
  • ショック
    かわいかった!!くるくるツインテでワンピースでっていうかわいさの塊みたいな格好してるけど(原作では紅一点なのね)、仕草も喋り方も悪ガキでバランス取れていた…「登場人物の中だと悪ガキだけど三人の中だと比較的しっかり者」って一番演じるの難しいんじゃないかな?と思ったけどちゃんと立ち位置変わっている感じがして良かった
  • バレル
    かわいかった!!ショックと別ベクトルでのかわいさ コーギーが頭から?マーク出してるみたいなアホかわいさ…
    目隠しされてるとこの演技が本当によたよたしていてかわいかったのと、細かいんだけど個人的には怒られた後ショックのこと叩く演技が子供っぽくてかわいかった…
    妹に正座させられてしまっていてごめんねという気持ちになった
  • サンディクローズ
    まともそうな人きたと思ったら「スージー…いい子だった…スージー…」で草 ご本人も面白いキャラなのかな?出てきた時にサークルの子たちがクスクスしていたw
    真面目そうなサンタの役だしすぐ捕まるし別に強そうではないんだけどブギーの曲中とかで怯えている感じには見えなくて(後ずさりとかはしてたんだけど)、そこがサンタらしさあるなーって見ていた 非暴力だけど精神的に弱くはないみたいな
    妹に縛られてしまっていてごめんねという気持ちになった
  • ロック
    天使???
    か〜〜わいいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!??!?!?!!?
    テンションほぼ家にいる時の本人じゃん むしろ家のが高いじゃん
    最後の最後で噛んじゃった後平静装えばいいのにずっと「やっちまったーwww」みたいな変顔でいるから一家揃って爆笑した
    今までで一番表情豊かに演じてて一番はまり役だった(意外性は高くなかったけど…)ショックに仕切られてる時のふくれっ面とかサンディ縛って引っ張ってる時の満面の笑みとか楽しそうだった!!
    笑い声が基本悪ガキっぽいんだけど時々「デュフフwww」みたいになったり引き笑いっぽくなってたりしてバリエーションがありすぎた
    三人の曲(息切れするダンスのやつ)、基本的に悪ガキテンションで歌ってるからせっかくいい声してるのにちょっと勿体無いな…と思ったら途中ちゃんと裏声で歌うところがあってとても綺麗で嬉しかった!ロックだけじゃなくショックとバレルも歌声綺麗でギャップに痺れた…
    アドリブ力がついたねえと思った。バレル正座させて「僕がやりました」って言わせてるとこ好きすぎて爆笑したんだけど後からアドリブだったって聞いて天才か〜〜〜〜〜〜〜〜!?と思った。でもそこに集中させすぎることのないさりげない演技で、後ろでわちゃわちゃしてる時は全員そんな感じだったから、音量的にも内容的にも本筋の邪魔にならずに演技してる役者さんたち全員すごすぎるなという感想

 

【ストーリー・演出】

  • 衣装の力もあるかもしれないけど、まずここまで短い公演時間でここまで多くのキャラを識別できる形で詰め込んだのがすごかった

  • 動画が良かった。前回見たサマタイみたいに舞台セットがあるのかなと思って行ったのでなくてちょっとがっかりしたんだけど、背景で十分補えてたと思う。あと最初の曲で歌詞が映し出されるのがミュージカル慣れしていない身からしたらすごくありがたかった。ミュージカルの「歌で説明する」のに慣れてなくて聴き取れないと世界観が掴めないまま始まってしまうので、ある程度ガイドしてもらうような感じがあった。でもメタ的になりすぎないよう文字の出方とかもハロウィンぽくしてあって良かった

  • スモーク演出がすごく良かった。特にジャックが一人で本を読んでいる場面、神秘的で冷たい雰囲気になっていて今回で一番画が綺麗だった…

  • ゼロがクリスマスだけ喋ってたのに笑った あれは脚本通り?アドリブ?個人的にはペンダントが光ってたのも含めてクリスマスの奇跡ってことだったのかな…と思ってるんだけどどうなんだろう

  • 後半の展開が早すぎてちょっと脳内補完が追いつかなかった。脳内補完が必要だったのどこだろうと思ったんだけど、多分以下だった
    ・ブギーの悪どさ
    →最初の曲でハロウィンタウンの人たちと普通に登場して歌ってただけに、嫌われてたり怖かったりっていう感じがあまりなく、いつの間にか現れてサンタをいたぶっていた印象
    ・ジャックが自分の間違いに気づく場面
    →これがなかったので、爆発して死んだと思ってたら突然改心して現れたみたいに見えた その過程で何があったのか何を思ったのか知りたかった…
    あと同じ場面で、なんで生きてたのかもよくわからなかった…不死身だから?にしてはみんなすごい悲しんでたしジャックが生きてたー!みたいになってたし…
    ・ジャックがサリーを好きになった理由
    →恋愛なんてそんなもんやろとは思うんだけど、一人だけ計画を止めようとしてた…ってくらいでどこで好きになったのかいまいちわからず。でも原作ストーリーでも大体そんな流れっぽい?し、ジャックにとってはそれだけで好きになるに足る要素なのかもしれないので今回のストーリーどうこうじゃない話かもしれないです
    ・サリーが必死になって計画止めようとする理由
    →サンタは「常識人は彼女だけ」って言ってたけど、あんなに計画止めようとする理由が悪夢だけっていうのは常識的か…?と思った。「そんなことをしたら人間から攻撃される」みたいな常識的な止め方ならまだしも。でもこれも原作では不吉な予兆程度のことで止めてるらしいから今回のストーリーの問題ではない

 

【衣装・小道具】

  • 町長と博士の衣装をあれにしてくれただけで既に満点
  • あれだけたくさんキャストがいるのにシルエットとか色がそれぞれ全然違っていてすごいなと思った 暗転中の芝居とか中央にスポットライト当たって周りはスローモーションで動く…みたいな場面が結構あったと思うんだけど、そういうあんまり見えない状況でもなんとなく誰が何してるのかわかった
  • 会場のアテンドしてくれていたスタッフさんの衣装がすごく可愛かった サンタっぽいケープなんだけどなぜかそれよりもホーンテッドマンションの案内をするキャストさんを思い出した
  • ロックの衣装可愛かった いや着てる人も可愛いんだけど 黒と赤だけかなと思ったら水色も入っててメイクとぴったりだった!こっちも同じ黒ベースだけど色使いやシルエットが三人で全然違っててキャラ分けすごいなと思いました
  • ブギーの家?のセクシーお姉さんたちの衣装はダイソーのモコモコモップ…?カラフルで世界観には合ってるんだけどシリアスな場面だったのに「モップだ…いやそんなことは…モップ…?」ってなっちゃったので他の素材でもよかったかもしれない(これでモップじゃなくて手芸店で買った素材だったらどうしよう)
    あと妹があのセクシー衣装を着たと聞いて姉は複雑な気分になりました
  • 妹のパジャマを使ってくれてありがとう 姉はあの子供役が出てきた瞬間「妹のパジャマに似てないか…?でもさすがに3,4歳児役に貸せるようなパジャマじゃなかったはず 今年22歳だし…そんなパジャマは着ない…」と思いました なお終演後に妹のパジャマだということを本人から意気揚々と伝えられました
  • クリスマスの踊りがすごく華やかに見えたのは役者さんダンサーさんの技量もあると思うけど、ハロウインタウンとは全く毛色の違うカラフル衣装とステッキとそして傘があったからだと思う。広がった時に映えるって理由で傘使ったダンスが大好き&Seirenのステッキ使ったダンスが大好きなので二倍お得だった

 

【その他】

  • 会場が狭かった…見て満足した側だから言うけどあの二倍三倍でも絶対埋まったと思うので、もっと広くなって全体が見やすくなっても良かったのかなと。ただ客席に向かって手伸ばしたりする迫力ある振り付けはあのキャパだからこそ映えたところもあると思うので難しい
  • ドリンクのオリジナルメニュー良かった!今まで行ったライブとかドリンク制のところではオリジナルメニューがあったの初めてで、しかも推し(妹)のメニューあったので最高でした…でもノンアルコールだったら嬉しかったな…(弱いので)

 

あと、今回初めて家族以外の人(ミュージカル全く観ない)を連れて行ったのですが感想はこんな↓感じでした。ところどころ笑ってたり拍手してたりしたので全体的にすごく楽しめたんだと思います

  • ジャック役の子の歌がうまかった
  • ジャックの服もう少し高級そうに見えるとよかったかも。でも針金のネクタイはおしゃれでよかった
  • ゼロの踊りのレベルとジャンルが段違いでよかった でも最初踊ってるとこだけ見て綺麗どころの幽霊か何かの役かな…と思っていたところ犬で笑ってしまった
  • 前半ほとんど妹が出てなかったので妹どこだ?と必死に探してたけどいなくて焦った。「毛先が赤」という情報しかなかったので、後半出てきた瞬間毛先…赤か…?あれか…?と戸惑ったらしいが隣の私が*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*みたいな顔してたから妹だなとわかったらしい。なおあの格好が妹と義兄との初対面となった
  • サンタのキャラがつよい
  • 町長の小物感とか手のひらクルーみたいなとこがコミカルでよかった 個人的には一番好きなキャラだった
  • 展開の急さはちょっと気になった

 

色々書きましたがハッピーでワクワクするミュージカル、とても楽しめました!
何よりもミュージカル見たことない連れが「ミュージカル系割と好きかもしれない」と言っていたのに尽きると思っていて、劇団四季東宝!みたいな規模や時間ではない今回の公演でそう思ったのは本当にすごいなと。

今後の公演も楽しみにしています!

#くりすめ

#SeirenMusicalProject

一番おいしい駅探し 3

おいしい駅探し第三弾。
少し間が空いてしまったけれどまだまだ作りたい駅はたくさんある。
大学時代の恩師に話してみたら北海道の駅をおすすめしてくださったので、今度地方版ということでそれも料理したい。
 

ルール

今回も恒例のルールで料理していく。 
 
  1. 駅名を料理にして、そのおいしさを調べる
  2. 駅名はひらがなに開いてから料理にする
  3. 今回は「駅名」だけを料理にするので、その駅周辺の雰囲気とか名物とかは盛り込まない
  4. 食べられないようなものは作らない(食材はむだにしない)
 

ルールを確認したところで、早速今回の一駅目。 

汐留

ひらがなに開くと「しおどめ」。

漢字の時よりも下に重心が来ているからなのか、少しどっしりした感じがする。

そんなしおどめは料理にするとこうなった。

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初めての飲み物駅

 

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本当は夜に作りたかった

 
まずしおどめの「しお」、これはやはり「塩」に落ち着いた。なのでグラスの縁をレモン汁でなぞって塩をつけた。「しお」がそのまま「塩」になったと言うよりも、見ていたら「しおしお」とか「しょっぱい」が浮かんできたので塩にした部分が大きい。
次に「ど」。「どろどろ」「どくどく」というように、少し粒の大きい個体混じりの液体というイメージが湧いてきた。そこで、粗めに切ったパインを底に沈めてみた。これは本当ならゼリーなりなんなり重さのある形にして沈めるのが良かったのだろうなと思う。写真を撮り終わる頃にはこの「ど」の部分が浮き上がってしまって「しおどめ」ではなく「どしおめ」状態になってしまっていた。
最後に「め」の部分はなんとなく甘い気がした。「愛でる」のめでもあるし、「とちおとめ」などめで終わっている甘いものが浮かんだのも原因の一つだろう。しかしその反面強そうな響きも持っている。叱りつける時の「めっ」、「進め」など命令形の「め」。だから甘くて強い、そして外見の「しお」っぽさに惹かれて買った青いリキュールを原液で注いだ。アルコール度数は確か15%を超えていたはずだ。
 
「しおどめ」の味は、最初ダイレクトにしょっぱくって、そしてその後リキュールの甘みとパインの酸っぱさが追ってくるという目まぐるしい味だった。写真で伝わりやすいようにたくさん塩をつけたけど、もう少し量を減らした方が良かったかもしれない。
でもおいしい。ちょっと毒々しい色のお酒だけど甘くてするする飲めてしまうし、塩とパインが酔いすぎないようにセーブしてくれるような気がした。
まだリキュールが少し残っているので塩少なめ、パインはゼリーにしてもう一度作ってみようと思う。
 
次はこの駅。
 

日暮里

 
「ひぐれざと」と読むとまた違った響きになるし個人的にはその方が好きだけど、今回は普通に「にっぽり」読み。
こんな料理になった。
 

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見た目だけではなんだかわからない料理

 

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寄ってもよくわからない

 
この料理はいたってシンプルで、「にっぽり」以外の名前で呼ぶなら「たくあんのクリームチーズ和え」。
粗めに刻んだたくあんをクリームチーズで和えている。
まずは何と言っても「にっぽり」の「ぽり」。これは食感を表す語に違いない。そう思って、ぽりぽりした漬物を最初に選んだ。しかも今回の場合ただの「ぽり」ではなく「っぽり」と、より食感が軽く小気味よい音になっている。なので固すぎないものがよく、野菜スティックや山牛蒡はぽりぽりはしているけれど軽くないので違うなと思った。きゅうりのキューちゃんは食感の軽さとしてはいいけれど「ぽり」ではなく「ぱり」に近いので除外。そんな風にして最終的にたくあんになった。
頭の「に」は粘度が高そうだと思った。「にちゃにちゃ」「にんまり」「にたにた」そんなところから。だから濃厚で多少の粘り気を持っていて、たくあんと喧嘩しなさそうなクリームチーズを選んだ。
 
素材が二つとシンプルなのでどうなるかなと思っていたが、これもとてもおいしかった。
クリームチーズの濃厚さをたくあんがいい感じにカットしてくれるのでそのまま食べてももちろんよかったけど、思いつきでリッツにのせてみたらものすごくおいしいおつまみになった。
パーティに出してもよさそうだし(そんな機会はないけど)、塩気が強すぎる漬物を作ってしまったときなんかにもいいかもしれない。
たくあんを刻みすぎると「にっぱり」になってしまうからそこだけ気をつけて、これもまた作りたい。
 
三品目。
 
千川
 
前の二つと違って、千川には行ったことがない。どんな駅なのかわからないけどどうせ駅や街のイメージを反映するものでもないし、むしろ知らないくらいが一番楽しいかもしれない。
「せんかわ」、これもお酒のつまみになってしまった。
 

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焦げ目がいい感じに出たと思う

 

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よく見ると脂がわかる

 
「せんかわ」は見るからに酒飲み向きだ。
成人女子にとって「せん」で始まる四文字のひらがなワードといえば「せんべろ」。あと「せん」と言えば、熱燗を作るときの「湯せん」も浮かんでくる。そんなところから、「せん」はなんとなくお酒っぽいと思った。
また、「せん」はしゃきしゃきした感じも持っている。千切りのせん、線のせん、繊維のせん。
そして「かわ」。元は「川」だけど、「かわ」とひらがなにすることで一転して焼き鳥の「かわ(皮)」を連想させる。
ということで、鶏の皮をかりかりに焼いて、そこに千切りにしゃっしゃっと刻んだみょうがをのっけた。味付けをすると「せんかわ」のシンプルな響きが失われてしまうような気がしたので鶏の皮にちょっと塩を振っただけ。
 
今回一番のヒットがこのせんかわで、鶏皮から出た脂が口の中でいい具合にみょうがをしんなりさせて、後にもたれない感じですっと飲み込めるおいしい料理になった。脂分があるのでさすがにこれだけを永遠に食べ続けられるような代物ではないが、お通しはいつもこれだったら素敵だなと思うレベル。日本酒に合いそうだなと思う。
また、これ単体ではなくサラダの上にトッピングして使うのもいいかもしれないと思った。
 
今回の3駅は金曜の夜に作りたい3品になった。
多分まだまだ金曜夜向きに作れる駅はあるだろうし、2杯目3杯目はどうせなら別の駅にしたい。
 
次はどこの駅で晩酌しよう。

一番おいしい駅探し 2

おいしい駅探し第二弾。
前回やってみた後、「この間駒込作って食べてみました」と写真を見せたり由来を話したりしてみたところ、職場の方にはとても申し訳なさそうな顔で「難しいですね…」と言われた。
一番面白がって(理解を示して)くれたのはゼミ長だったのでやはりゼミの人は感覚が近いのだなと思った。
 

ルール

今回も前回と同じルールで料理していく。 
 
  1. 駅名を料理にして、そのおいしさを調べる
  2. 駅名はひらがなに開いてから料理にする
  3. 今回は「駅名」だけを料理にするので、その駅周辺の雰囲気とか名物とかは盛り込まない
  4. 食べられないようなものは作らない(食材はむだにしない)
 

ルールを確認したところで、早速今回の一駅目。 

赤坂

ひらがなに開くと「あかさか」。

漢字の時は気づきにくいけれど、「か」のサンドイッチができていることが特徴的だと思う。

あと、構成要素がすべてア段になっている。

できた料理はこちら。

 

 

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崩れそうなボリューム感
 
「あかさか」の「かさか」の響きから、かさかさしていそうな料理だと思った。
 かつ、「かさか」からは何かが積み重なっているような印象を受ける。「かさ」が「重ねる」に近いからかもしれないし、サンドイッチ構造になっているからかもしれない。
ということで、パイ生地を使ったミルフィーユを作った。本来のミルフィーユはもっと繊細に重なり合っていたりするんだろうと思うけれど、冷凍パイシートを使ったのであまり積み重ねられなかった。一応冷凍パイシートが膨らみすぎないように重石を置いていたのだけれど、その重みを上回る膨張力を発揮されてしまい厚みが出てしまったのだ。
そして、頭の「あ」。あいうえおの最初の音。赤ちゃんでも発せられる音。とてもメジャーな響きがある。しかも「あかさか」は全てがア段だ。ということは、あまりひねらず、万人受けするような味付けやデコレーションがいいだろうと思った。なので、みんな大好きなイチゴをはじめとしたベリーミックスとホイップクリームで飾ってみた。
 
味はというと、麹町の時と同じく予想通りにおいしいという感じ。クリームとフルーツとパイだからまずくなる理由がない。
ただ、パイは確かにかさかさした感じになっているのだけど、膨張力が強かったせいなのか、空気を含んでやや柔らかめの食感になってしまった。
そしてミルフィーユと呼ぶにはやはり少し層が足りないような気がした。今回重石が重石の役目を果たしていないことに気づいて鉄板を上に乗せてみたら少し膨張が収まったので、最初からそうしていればもう少し薄めのパイが焼きあがるかもしれない。なので、今後「あかさか」を作る時はもちろん、「あかさかさかす」を作りたい時には絶対にこの方法をとって層の数を増やさなければと思う。
 
続いては個人的に一番利用率の高いこの駅。
 

新宿

 
「宿」なんて食べられなさそうな漢字だが、ひらがなの「しんじゅく」に直してみるともうおいしそう。
なんとなく先が見えてしまったと思うけれどこんな料理になった。
 

f:id:onikuy:20160723125124j:imageおしゃれな見た目

 

f:id:onikuy:20160723125129j:imageほら、しんじゅくって感じ

 
特徴的なのは「じゅく」。
「しん◯◯」は新橋やら新馬場やら色々あるけれど、「じゅく」がつく駅名はぱっと思いつくのが新宿と原宿しかない。「じゅく」は特徴的な要素と言えるだろう。
「じゅく」は水っぽい音だと思う。半熟卵、完熟のフルーツ、など連想すると分かりやすいが、どれも潤っていそうな感じがする。
なので何かに漬け込んだ料理にしようと思って、ラム酒を入れたシロップをバゲットにたっぷり染み込ませてサバランを作った。
ここで原宿との差別化に繋がる要素が「しん」。「しん」という部分からは大人っぽさを感じた。「芯」「辛」といった自立したり苦労したりしていそうな感じに変換できるということもあるし、「しんとした」などと言うように物静かで落ち着いたイメージもある。
そこで上にはピンクグレープフルーツとオレンジを乗せた。甘すぎず、ほろ苦い柑橘類の味が大人っぽさを演出してくれるだろう。
 
味の方だが、これは期待よりもおいしくできなかった。
原因は多分、シロップのラム酒の量が少なかったことと、土台のバゲットの塩味が思ったより強かったこと。ラム酒の量が増えていればそれも「しん」の大人っぽさを補強する材料になっていたと思うし、バゲットをわざわざ選んだ理由というのも特になかったのでここをどうにかできなかったのは悔しい限りだ。
ただ、メインの「じゅく」の辺りは、画像の二枚目を見ても分かるようにちゃんと盛り込むことができたので満足している。
 
本日最後の駅はこちら。
 
四ツ谷

地名では「四谷」、駅名では「四ツ谷」らしい。非常に紛らわしい。

ひらがなにしてみると「よつや」。
漢字の時は気づかなかったけれど、よつや、すごい。色っぽい。
ということでこんな料理になった。

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焦げたわけではない

f:id:onikuy:20160723125144j:image
中はこんな感じ

 
さっき書いた通り、「よつや」は色っぽい。
まず「よ」。ものすごく偏ったイメージだとは思うのだけど、「よ」は芸者さん芸妓さんのような高貴な色っぽさを持っている気がする。お名前に「千代」とか「絹代」とか「よ」が入っているイメージがあるからだろうか。
また、「よよと泣き崩れる」のような表現に使われているところもやはり色っぽい。
そしてひらがなにすると「四」ではなく「夜」にイメージが行く。
困ったことに、今回その後に続くのが「つや」だ。「よ」に「つや」なんて大人っぽさと色っぽさがインフレを起こしすぎている。
「つや」は安直だがやはり「艶」を連想させる。なので光沢のある料理にしたい。かつ、「通夜」という物悲しく暗い方にも連想できるので、今回のコンセプトは「色っぽく光沢があり、夜の暗さを持つ料理」にした。
そこから生まれたのがこの「よつや」である。コーヒーを染み込ませてしっとり大人っぽく味付けした生地にクリームを重ね、その上にはつやつやしたグラサージュをかけている。グラサージュにはチョコレートではなく純ココアを使ったのでより黒く、そしてほろ苦いものに出来上がった。
 
この「よつや」が個人的には大当たりだった。
写真を撮る段階でもつやつやしておいしそうだったのだが、スプーンを入れてみるとしっとりした生地とクリームの層にグラサージュがたらりと流れてきて最高にフォトジェニック。
そしてココアとコーヒーの相性が抜群。グラサージュには砂糖を多く使っているので甘いのだがチョコレートを使わないことで脂肪分を抑えたので、味から予想するよりもすっきりした口当たりになっている。
生地は焼いたのではなく、鈴カステラを砕いてコーヒーを染み込ませた簡易スポンジなのだが、あえて鈴カステラを使うことでちょっと和風な味わいや食感になったと思う。
 
今回の3駅はスイーツになった。
赤坂も新宿も四ツ谷も、そこまでスイーツの街という印象はなかったのに、ひらがなにして料理にするとこんな風になってしまう。とても面白い。
 
次はどこの駅を食べよう。

一番おいしい駅探し 1

先月、今月と、仕事の関係で駅名をたくさん見ていた。
普段なら駅名なんてあまり気にしたこともなかったけれど、お昼どきや退勤間際、お腹が空く時間帯に見ていると、自然とこう思うようになる。
 
「この駅、おいしそう」
 
一番おいしい駅はどこだろう。
気になったので、おいしそうな駅を食べてみた。
 

ルール決め

自分一人で勝手にやることだけど、大まかなルールは決めておきたい。
ということで決めたのがこちら。
 
  1. 駅名を料理にして、そのおいしさを調べる
  2. 駅名はひらがなに開いてから料理にする
  3. 今回は「駅名」だけを料理にするので、その駅周辺の雰囲気とか名物とかは盛り込まない
  4. 食べられないようなものは作らない(食材はむだにしない)
 
ルール1(と3)、記事のタイトルでは「おいしい駅」となっているが正確には「おいしい駅名」だ。駅舎とか駅の周りとかそういうのを料理にするのではなく駅名を料理にする。
ルール2、どうしようかと迷ったが、どちらかというと駅名の持つ響きを味わいたい、料理にしたいと思ったので漢字ではなくひらがなにしてから考える。漢字のままだと錦糸町はやっぱりたまご方面にずるずる引きずられてしまいそうだし、逆に両国は漢字のままだとあんまり食欲をそそらないが「りょうごく」と開くことでちょっと清涼感と喉ごしのよい食べ物のように見えてくるし。
ルール4、今回は「渋谷」「新宿」みたいな存在しない料理を作るので、失敗もあるかもしれない。でも食材をむだにはしないよう頑張って食べきるし、頑張らなくても美味しく食べきれるようなものを作ろう。
 
前置きが長くなったが、一番手はこの駅。
 

駒込

漢字のままだとごつそうで食べられそうにないけど、ひらがなに開いてみると「こまごめ」。
途端に食べられそう、おいしそうに見えてくる。
どう料理しようかと考え込む間もなく作った料理がこれ。
 
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これが「こまごめ」です。
 
f:id:onikuy:20160716223409j:image
アップ
 
どうしてこのような料理になったか説明するとこうなる。
まず、「こま」の部分を見ていて浮かんだのは小松菜と豚こま。どちらもこまがつくから、という安直な選択になってしまったことは認める。
そして「ま」の部分からは少しこってりした雰囲気を感じる。まったり、まろやか、といった言葉の印象だろうか。だから細かめに刻んだ小松菜と豚こまをしんなりするまでごま油で炒め、そこに味噌とみりんと砂糖でちょっとこってりめに味付けした。
そして「ごめ」の部分。日本人的発想で「米」を連想してしまった。ただ、問題はこれが「こまこめ」ではなく「こまごめ」であるところにある。「ごめ」という響きからは、炊いたご飯そのままというよりもぎゅっと固められたご飯という印象を受ける。だから、お米をぎゅっとおにぎりにして、醤油をうすーく塗っていい感じの焦げ目がつくまでトースターにイン。焼きおにぎりにした。これで「こまこめ」ではなく「こまごめ」に値する硬さに持って行けただろう。
最後に、「こま」の部分と「ごめ」の部分を重ねて、「こまごめ」の出来上がり。
 
このこまごめ、とてもおいしかった。
「ごめ」、つまり焼きおにぎりの部分は醤油味なんだけど、上に乗っている「こま」が甘辛い味噌風味なので口の中で味噌焼きおにぎりみたいな風味になる。あと、小松菜の芯の部分を少し多めに使ったので、「こまごめ」の「こ」という感じの歯ごたえも残っている。
「こま」の部分は作るのに全く時間がかからなかったので、普段炊きたてのご飯に載せて食べてもいいかもしれない(その場合はこまこめになってしまうけれど)。
母にも食べてもらったがいたく気に入られて、「こまはまだ残ってる?」「ごめ、また焼かないと無いのかあ」などと言ってくれた。
 
ボリューミーな主食兼主菜を経て、次に作った駅はこれ。
 

二子玉川

 
ひらがなにすると「ふたこたまがわ」。
もうおいしそうな要素しか無い。
先に完成系を見せると、こちら。
 
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のぺっとしている
 
「玉」を「たま」に開いてもやっぱりたまごを連想してしまった。
でもそれだけじゃなくて、この駅の何がおいしそうかって、最初と最後。「ふ」と「わ」にくるまれているのだ。「たま」だし「ふわ」だし、これはたまごでくるむしかない!と考えた結果こうなった。
 
その中身はこうなっている。
 
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ふわっと湯気が上った
 
多分よくわからないと思うから解説すると、お麩とタコと生姜を醤油と酒と砂糖で煮た煮物が入っている。
「ふ」「たこ」の部分はそのまま材料にしてしまった。これを作っていて気付いたけれど、お麩の「ふ」感とタコの「たこ」感はすごい。どちらも食感をそのまま名前にしたような感じ。
で、生姜は何かと言うと、これは「が」の部分。「ふたこたまかわ」ならお麩とたこの煮物をたまごでくるんだ優しい味の料理で終わると思うが、これは「ふたこたまがわ」だ。濁点の分、少しがつんとくるような要素が欲しい。そう考えて生姜をざくざく切ったものを煮物に加えた。
 
結果的にこれは予想以上においしくて、特に弟がよく食べてくれた。
お麩のふわふわ感・ひたひた感とタコのコリコリ感の差が楽しい料理になったと思う。
たまご含めほわっと優しい味ではあったけれど、生姜のぴりっとした感じがそれを引き締めていた。
たまごにだし汁をちょっと加えたのもよかったかもしれない。全体的に味がまとまっていた気がする。
反省点としては、「麩」と「タコ」はやっぱり安直すぎたということ。
 
お腹がいっぱいになってきたので、今日のラストはこの駅。
 

麹町

 
そのまま漢字だと絶対に麹に引っ張られてしまう。
引きずられないうちにひらがなに開いて「こうじまち」。
字面を見ていて浮かんだのがこの料理だった。
 
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とても甘そう
 
「うじまち」を見た瞬間「これは宇治抹茶しかない」と思った。
抹茶は抹茶でも、「こ」の持つ響きの冷たさも入れてみたい。そう思ったから抹茶のアイスを主体にした。
そこに入ってくるのはあずきと白玉。あずきは抹茶との相性を考えて入れた調味料的なものなので特に解説はないとして、白玉は「まち」の部分。「マ行+ち」って、全体的に弾力がある響きだと思う。みちみち、むちむち、もちもち。「まち」にも同様に弾力性を感じたので、白玉を茹で上げてトッピングした。
これらを包んでいるのがクレープ。「まち」の部分を見ていると「マチ」に変換されたのか袋が浮かんできた。だからアイスや白玉を入れる袋のようなものを作りたいと思ってクレープを焼いた。
そして、こうじまちの「こ」からは「小さい」雰囲気を感じた。「うじまち」でも「おおうじまち」でもなく「こうじまち」。なので、材料を小さい器にぎゅっと詰めて大きいガラス皿に乗せて「小」を表現した。つもりだったが、それだけではなく、こうすることで想定外な「個」のニュアンスも出てきたのではないかと思う。
 
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「個」として独立している感じ
 
味の方は概ね想定通りで、普通に鉄板でおいしいよね、という感じ。
こういう組み合わせ系スイーツは完成前から味の予想がなんとなくついてしまうから仕方ない。
「うじまち」の要素をもっともっと強めて、濃厚な抹茶アイスを仕入れてみたらまた違ったかもしれない。
でも、初めて茹でた白玉が予想以上に美味しかったり、作ってみたら予想外のニュアンスが出てきたりと今回一番面白い料理だったかもしれない。
 
 
今回3品作ってみて、自分がひらがなに対して抱いているイメージが見えてきたような気がする。
カ行は食感が固め、温度としては冷ため。マ行は味がこってりめで、濁点はちょっと癖がある。
もしかしたら次に作る駅次第でまた変わるかもしれないけれど、自分の中の法則が見えたような気がしてちょっと楽しかった。
 
次はどこの駅を食べよう。

サマータイムマシンブルースが面白かったこと

早稲田のミュージカルサークルSeirenの公演「サマータイムマシンブルース」を観に行って感動したことの覚え書き(覚え書きをする理由は「アンケートを書く時間が少なすぎて書ききれなかったから」)。

 
*以下ネタバレ含
 
○甲本
・甲本さん役の役者さんは早稲田祭ステージの神父さん役でしか見たことがなくて、それがはまりすぎてて今回も勝手におっとりした感じのキャラなのかなと思っていた。けどツッコミの勢いが神すぎた(特に、名前じゃないよ!!とか田村くんまで来ちゃった時の反応とかうるさい!!!って叫ぶとことかが好き) 
・バカ組が時間の流れを変えそうになった時の焦り方がすごくリアル
・序盤の冷蔵庫の件ではバカ側だったのが一転ツッコミ役、常識人側になるっていう考えてみたら割と振り幅の大きい役をごく自然に、統一感をもたせて演じていた印象
・柴田を誘うシーンや女に会いに行くんだろっていじられた時、どこだったかうろ覚えだけど木暮によしよしされてる時、などなどかわいかった
・小さい頃めちゃくちゃ好きで見てたから最後にありがとうございましたって声かけられてギャー!ってなった
 
○小泉
・今回観ていて一番楽しかった人。表情が一番豊かでコミカルだった
・コミカルでありながら「こういうバカ大学生いるいる〜www」みたいなリアリティがあって大げさじゃなかった
・アクシデントへの対応力。アクシデントが起きた後のリカバリーが自然で役らしくて、場を全然止めていなかった
新撰組入りたかったな〜がアドリブ?日替わりネタ?と聞いてびっくりした。(バカな)男子大学生ならそう言うよね〜わかる!って思った
・時間の流れが変わっちゃうことをよくわかっていないところと理解した後のテンポの違い、切り替えがとても上手だった
・テンションが高くなるような場面で、声を裏返したり抑揚をつけたりしてもちゃんと聞き取れる滑舌のよさ
 
○曽我
・超かわいい
・ぐにゃーのところ、結構しつこく繰り返されるから普通ならちょっと手を抜いてしまいがちかと思ったんだけど、毎回めっっっちゃ気持ち悪そうにやっててダメージが相当だったことが伝わった
・吐き気を堪えてるところの吐きそうな表情/仕草作り、ここ今日ですか?の時の手の震えなど全身を使って演じるのがすごく上手だった
・周りにタイムトラベルのことを伝える時のもどかしさの表現がうまかった
・いかにも情けなさそうな感じのところと、沼ですねみたいなポツンと淡々としたところの使い分けが上手でメリハリがあった
早稲田祭で見た時から表情が豊かすぎてすごい役者さんだなと思っていた
・役者さんの名前をたけおだと思っていた
 
○木暮
・登場人物の中で最高値に設定されているであろう落ち着きが、立ち居振る舞いからすごくよく出ていた。頭のいい人って感じが最初の登場時にもうわかるくらい
・かといって嫌味な感じじゃなくて、お兄ちゃんっぽい感じの見守る側の頭の良さ
・他のキャラに比べたらテンションの上下が激しくないキャラだから難しそうだけど、タイムマシンに興味津々なところと論理的になっているところなど違いがよく出ていた
・汚れ役じゃない、男子キャラの中では珍しいパターンの役だけど、綺麗すぎてしまわずSF研に自然に馴染むバランス感覚
・何かで一回?ボケ側に回ったところがあったと思うんだけど、そこがすごく際立って光っていたので全体通してキャラ作りがうまかったんだと思う
 
○石松
早稲田祭でメインで歌って踊ってた時からすごいと思っていた役者さん。とてもパワフル
・前説?の時から周りを巻き込んだり観客の返答に即レスしたりと盛り上げる力が本当に強い
・防火水槽マークの持ってき方がうまかったのか表がちゃんと全然見えてなくて、柴田が出した時に爆笑を誘えていた
・声の通りがすごくよくて、バカ組でぎゃーぎゃーやってる時も聞き取りやすかった
・カバヨンの名前を嬉しそうに言っているところがかわいすぎた。そして言い方が本当にアホの子っぽくて愛おしい
・アホの子はアホの子でもあざとくないアホの子。声の使い分けがすごくうまくて、ありゃしないのところとか低めにしている場面もあったりして女性目線でも好きになるアホの子だった
・以上ですねのところが特に好き。ぎこちなさの表現文句なしにナンバーワンだった
・あたし乗れてる?とかの、声だけの演技が一番自然だった
 
○新美
・最初のガチギレ演技がめちゃくちゃ怖くて、かと思いきやヴィダルサスーンでこいつ何言ってるんだ?サイコパスか?と思ったので最初はシュールなキャラかと思っていた
・みんなの頭を嗅ぎ回るシーンの殺気
・そしてそれを落とすわかんなかった仕草、めっっちゃ小声でのごめんなさいで爆笑した
・登場人物一のバカ、ということが発覚するのが割と後半の方だったと思うけど(真っ先ギブアップとかヴィダルの犯人気づいてなかったとか)、そこまでにちょこちょこバカが入ってきて大変良かった
・特にケチャから泥リモコンを受け取るシーン。持ってきたのがリモコンだったからよーしよしよしって言ってるのかと思いかけたけどよく考えたらその時点では泥まみれの物体持ってきたとしかわかってなくて、なのにあんなに愛情込めてよしよしって言う犬バカ具合
・罰ゲームを振る時の悪い顔がいい バカだけどそういう頭は回るのか…いやバカだからか…?と思って笑ってしまった場面
 
○伊藤
・上司になってほしいキャラクターナンバーワン
・タイムマシンを撫でたり田村に根気強く昨日会ったことを確認したりする仕草や言葉の出し方に母性を感じた。死ぬほど語弊があるけど「おばちゃんっぽい」。面倒見のいい大人の女性+親しみやすさ=おばちゃんっぽさがよく出ていた
・そんなにアワアワ喋らないキャラということを差し引いても、台詞がとても聞き取りやすい
・100と0と間の微妙な心情の表現がうまかった。ラストで引っかかるところがありながらそれでもどうにか折り合いをつけて60くらいのところに着地させる、という複雑だけどポジティブな心情が表情やセリフの言い方に出ていた
・中三の夏を思い出す遠い目の表情が最高。表情豊か、コミカルというキャラではないだけにそういう無のような静かな出し方がうまかった
 
○田村
・オタク喋りのリアリティがすごかった。ほぼ最初の場面限定だがエツエフ以外の場所も若干舌ったらず感があるように感じられてとても不審な感じが出ていた
・顎を引いて睨み上げてしまうような、相手の顔の見方がガチコミュ障感あっていい
・ロッカードン(?)された時の情けない声が最高
・お手伝いしにきました!の時の勢いが、なんかもう勢いで来ちゃいました!という感じでとても良い。とりあえず行ってみます、で未来に飛んじゃうような、行き当たりばったりとまでは行かずとも考える前にやっちゃうタイプのキャラクターの性格が出ていた
 
○柴田
ポインコに似ている。
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○演出(音楽や照明含め)
・最初の(観客と甲本にとって)訳の分からない場面→オープニングアクトの流れが最高だった!!一瞬何が起きたのか分からないけど、そこからのオープニングアクトでちょっとこっち(作品の外)側に戻ってきてくれる流れになっていて安心感があった。そしてブルーハーツと毛筆の組み合わせがこれまた最高で、それを捲るのが舞台監督補佐さんというのもいい。役者さん方から舞台監督補佐さんへのウェーブ土下座?とか、ちょっとメタな感じが出ていて、メタとかパラレルみたいな視点が登場する作品の世界観とも合っていたと思う(これがミュージカル美女と野獣だったらそんなメタっぽい演出ファンタジックな世界にはいらない、とかなってたかもしれない)
・とにかくこのオープニングアクトが大好きすぎて、そんなに言うほどなんだ…と言われるほど力説していたら、振り入れをしたのはここだけというようなことを聞いた。音楽と振りが入っていたのはほぼここだけだから、ミュージカルサークルの本領を垣間見たような気がしてすごくよかったと思ったのかもしれないと思った
・タイムマシンの演出がすごい。音と光のタイミングが完璧だし、暗転は長く感じないし、煙を使っていたのもどこでタイムマシンが使われたのかがよく分かっていい仕組みだった
・衣装の色分けで大分登場人物の区別がついたのでありがたかった
 
○舞台美術・大道具小道具
・会場に入った瞬間圧倒されるクオリティの舞台だった。始まってみたら更に、窓が開閉するわ冷蔵庫やカバヨンが出てくるわ、ロッカーからはけられるわで終始びっくりしていた
・石松のガラクタの中に埋もれる我が家のお茶犬(電池切れ)とデッサン人形のジョージ
 
○宣伝媒体等
・100円であのパンフレットが手に入るのは大丈夫なんだろうかと心配するレベル。文字数が多くて読み応えがあったし、役者紹介やキャプションなど役者発信の言葉が非常に多くてキャストのファンとしては嬉しいと思う
 
○その他雑感
・いっぱい書きたいことがあったのでアンケートを書く時間はたくさんほしかった。けど、書けなかったらこういう形で残したいって思うくらいの公演だった
 
最後に、ポインコ似の妹は姉が思っているよりずっとずっと成長していた 出ても出なくてもまた観に行きたいと思うけどこれからもいろんな役で舞台に立てるといいねと思った